稲佐の浜
出雲大社から西へ歩いて約20分、稲佐の浜に到着します。
正面には弁天島が迎えてくれます。
素鵞社の「砂の御守り」の砂は、こちらの稲佐の浜で拾ってきます。
現在の弁天島は稲佐の浜にお上がりになっています。
私の子供の頃は、弁天島は海の中にありました。弁天島の周りは潮の流れが急なため、近づいてはいけないと言われていました。また、島の上に松の木が一本生えていました。
残念ながら松の木は枯れてしまい、現在はありません。
数十年の年月が経過し、弁天島を陸続きで目の前に拝むことができるとは不思議な感覚になります。
旧暦の10月10日には神迎え神事が稲佐の浜で行われ、全国の八百万の神様が稲佐の浜においでになります。
国引き神話
狭い出雲の国を見て、八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)が新羅(現在の韓国)の土地に縄をかけ、出雲の地に引き寄せました。その時の土地が現在の出雲大社から日御碕にかけての場所です。
国譲り神話
建御雷神(タケミカヅチ)と大国主神が国譲りの話し合いのため対面した場所です。
稲佐の浜から歩いて5分のところに、屏風岩があります。国譲りの話し合いは、この岩陰でなされたと言われています。

因佐神社
屏風岩からさらに歩いて5分、出雲大社の摂社、建御雷神を祀った因佐神社があります。
受験・進学・勝負の神様として知られています。



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