神在祭

旧暦10月10日夕方、稲佐の浜で神々をお迎えする神迎神事が行われます。

その後七日間、神謀(かみはかり)が行われます。

旧暦10月17日、神等去出祭がとり行われ、神様は出雲大社を去られます。

上宮

出雲大社の摂社で、御祭神は素戔嗚尊と八百万神です

神在月に八百万の神様が集まり、神謀(かみはかり)の場となります。

生きとし生けるものの幸福と社会の繁栄の「縁」を結ばれる神議が行われます。

私が参拝した時は神在月ではありませんでしたが、きれいに整えられたすがすがしい場所でした。神在祭の時期は八百万の神様がお集まりになり、神々しい場所になることが想像できます。

出雲大社から歩いて15分(稲佐の浜から歩いて5分)、出雲大社から稲佐の浜に行く途中、少し山側に入ったところにあります。

下宮

上宮から稲佐の浜方面に2分ほど歩くと下宮があります。

出雲大社の末社で、御祭神は天照大御神です。

十九社(じゅうくしゃ)

出雲大社本殿の東と西に、十九社があります。神在月の際、日本中からいらした八百万の神様の宿になります。

それぞれに東十九社、西十九社と言われます。普段、扉は閉まっていますが、神様のおいでになる期間のみ扉が開けられます。

万九千神社(まんくせんじんじゃ)

出雲大社を去られた神様は、斐川町にある万九千神社に向かわれます。こちらでは直会が行われます。神在祭の打ち上げといったところでしょうか。

その後、神様はそれぞれの国へ帰っていかれます。

ちょうどこの頃は天候が荒れることが多く、「神等去出荒れ(からさであれ)」と言われます。大正生まれだった祖母は「万九千荒れ」「お忌みさん荒れ」とも言っていました。

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